換装したばっかりのニューホイールですが、早速雨に降られてしまいました。通勤にも使うので、まぁ仕方ない。
雨の中を走るとハブに雨水が浸入します。先代のRS21はハブのグリスが変色したりベアリングがさびたりしてました。マメにメンテしていたつもりなんですがねぇ。もっと上のグレードなら少しは防水性が考えられた構造になっているようですが、エントリーグレートはそんなのないのでじゃばじゃば入ってたんでしょうね。
当代のキシエリの場合はというと、ハブはシールドベアリングが使用されているので耐水性は少しはマシかと思います。(その分回転が渋いとする向きもある) ただ潤滑油はグリスでなくてオイルが使用されていますので、グリスよりも流れ出しやすそうですからよりマメなメンテを心がける必要がありそうです。ところで、今流行りの潤滑油のような新入社員さん達にはぜひウレアグリスのように高耐久であってほしいですね。でもウレアはちょっとくさいですね。
脱線しましたが、今回は雨に降られたのでハブを開けてみようという記事です。
MAVICのハブ分解は簡単です。 フリーボディを外し、清掃&オイルアップして、元に戻す。 あと、玉あたり調整もしましょう。
スプロケットを外して、レンチ17mmとアレンキー5mmをつかって外します。アレンキーを時計回りに回すと外れます。スプロケットを外さなくてもOKです。
フリーボディを外すと中身はこんな感じ。外すときにラチェットのつめを押しているスプリングが飛ばないように、ゆっくり抜きつつ指で押さえると安心ですね。
フリーボディのほうはこんな感じ。案外きれいでした。
この白いシール部分と内部のラチェット部分をフキフキしてからオイルを注します。ワイプはケバケバしないものを使ったほうがいいでしょうね。
オイルは粘度が高めのMAVIC純正オイルが推奨だそうですが、私はゴムへの攻撃性のない別のオイルを使用しています(非推奨)
オイルを注したらフリーボディを元に戻しますが、このときもラチェットのつめに注意が必要です。ばねが収まるべき穴に収まっていないことがあります。ずれてたら中で粉々になってしまいそうですね。
クイックを締めたら玉押し調整しておしまい。 写真は撮ってませんが、Y字の専用工具を使って、回してはホイールを揺らしを繰り返してガタがなくなるポイントを探します。はじめはガタの感覚が良くわからなかったのですが、玉押しがユルユルとキツキツの状態で比べてなんとなくつかめたかなという感じ。左手でボディのホイールに近い部分をしっかり握った状態でホイールを激しくガタガタさせるとなんとなくわかるかと。
今回は降雨後のメンテだったのですが、まだまだメンテは不要だったかもしれません。オイルということで過敏になっていた感は否めませんが、5mm程度の雨はそんなに気にしなくても平気なのかな。それでもこれから梅雨本番ですから、予行演習だったと思えばいいでしょうか。